著者からのコメント 2004

この絵本は　主人公「ラヤ」の「やだ」の大行進です。
「ラヤ」のモデルは　私のむすめ「樂耶」です。

この絵本を創っていた頃の彼女は「やだやだ期」の真っただ中で　

ずっと自由気ままな絵かきとして暮らしてきた私にとっては　

試練のときでした。
理不尽な王様と暮らしはじめたようなものでしたが　

ひらきなおって　すべてを受け入れて　

そこからなにかを創ってみよう　

という発想からこの絵本は生まれました。
家族中心親ばか絵かきの誕生です。
この絵本を読んで聞かせると　

こどもたちは大喜びで楽しみます。

なにしろ「やだ」の大行進ですから。

ぼくは「はい！」っていえるよとか　

わたしはもっとおねえちゃんよ　

という反応もかえってきます。
反面教師絵本です。　
　「やだやだ期」はこどもの通過点で　

「やだ」でかれらは成長しているそうです。
おなじ年頃のこどもをもつ親のみなさんとも共感できれば幸せです。
精神安定剤絵本です。
　私の妻はカナダ人で　8年間日本で暮らしましたが　

この絵本の発売日に家族三人でカナダに移住しました。

「ラヤ」の「やだ」も「ノー」にかわり　

なぜ「ノー」なのかの説明もずいぶん立派になりました。

つぎは英語版のラヤの大活躍をこちらで出版したいと考えています。

内容（「MARC」データベースより）

ちゅうしゃやだ!! どろんこ遊びやめるのやだぁー。

はだかだいすき。きるのやぁだ。

たべるのやだ。なんだかやだ。

ラヤはたくさん「やだ」をしますが…。

第7回新風舎えほんコンテスト優秀賞受賞作品。